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令和6年10月21日発行 第3525号 掲載

加工野菜の価値と変化をテーマにセミナー/野菜流通カット協議会

 野菜流通カット協議会(木村幸雄会長)は10日、都内有明の東京ビッグサイトで開催されたFOOD展のセミナー会場にて、令和6年度加工・業務用野菜の情報交換会セミナーを開催した。今回は「加工・業務用野菜の価値と変化」をテーマに掲げ、生産から流通、小売りまで加工野菜の最新話題を提供した。
 開会に当たり挨拶した木村会長は、昨今の加工・業務用野菜は、高温が続いたことを受け、生産・販売ともに大きく変わってきていると指摘。変化が速すぎる状況に対して、そうしたリスク対策を含めて皆で共有して考えていきたいなどと趣旨を語った。
 セミナーでは4講演とパネルディスカッションが行われた。JA全農CO・戸井和久氏(元(株)イトーヨーカ堂代表取締役)は「小売業の変化に対応した業務用野菜の生産振興と商品開発」を講演。国内の食市場は共働き世帯の増加などにより簡便・即食のニーズが高まり、コロナ禍を経て業態も変化し、Eコマースや中食、ドラッグストアなどが伸びていると説明。売り場も変化がみられ、惣菜売場の拡大やセントラルキッチン化が進み、それに合わせて食材提供の形も変化が求められるとした。さらに自然災害や気候変動など環境変化により農と食のリスクが顕在化しており、こうした課題への対応として▽県域・民間域を越えた共同輸送の展開▽中継物流事業▽外国野菜の国産化▽生鮮のロングライフ化(長期保存)▽新しい付加価値をつける商品開発▽GAP推進―などを提示。一次卸の役割を担うJA・全農として、これらを進めるほか、今の変化をチャンスと捉えて新しいことに挑戦していくなどと語った。

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