第49回角鳩会総会を開催/ツムラ

(株)ツムラ(津村慎吾社長・兵庫県三木市別所町巴46)は16日、「第49回ツムラ角鳩会総会」をANAクラウンプラザホテル神戸(神戸市中央区)で開催した。総会では24年度の事業報告および役員改選、25年度の事業計画案などが協議され、異議なく可決承認された。また刈払機用チップソー・刈刃など、ツムラ製品(角鳩印)の販売について今年度の概況、新製品などが発表された。会の後半には「SNS型投資詐欺など特殊詐欺にだまされないために」と題した弁護士による講演があり、参加者は興味深く聴講した。
ツムラ角鳩会の長谷川雅光会長((株)長谷川熊吉商店社長)は冒頭の挨拶で、「農業界に目を向けると、昨今の天災の影響で生産が振るわず、収入が不安定になるなど、農家の皆様は大変苦労されている。このような状況のもと、業界に身を置く我々としては、今まで以上に情報を共有し、ともに成長せねばならない。そして情報共有の場がこの角鳩会であればと思う。引き続き屈託のない意見を皆様が出し合い、ともに飛躍できる提案を出し合おう」と参加者に力強く呼びかけた。
続いて津村社長が登壇し、「日本農業を取り巻く厳しい現状の中、頑張っている農家に対し、私達はこれからも良質な製品の供給をし続けていくことはもちろんのこと、これからの日本農業が持つ課題に対し、企業として他に何ができるのか、どのようにアプローチするのかをもっと考えたい。今後もツムラ・津村鋼業および弊社の角鳩製品が必要とされる企業・商品として期待に応えられるよう、社員一同、より一層頑張ってまいります」と挨拶した。
次に今年度のツムラ製品の販売概況をツムラの津村貴士専務取締役が説明した。説明によると、23年度の売上げ6%アップ(前年比)に対し、24年度は2%ダウンとなった。これは23年度の連続的な猛暑の影響もあり、昨夏から荷動きが鈍る中、今年2月に一時的な回復があるも減少分を取り返すまでには至らなかったことによる。
一方、このような状況下で角鳩会員をはじめ、得意先は地域密着、量販店での棚の拡張、インターネット通販をする販売店への流通、JAの拡販キャンペーンに採用されるなどの営業努力により、売上げ実績を伸ばすところもあった。
今秋に米農家へ支払われる概算金の向上、昨今の日本食ブームによる米の海外輸出の増加といった潮流に乗り、各種原料の高騰のため減退気味だったツムラ商品に対する農家の購入意欲は、これから上向きになるとみる。また、国から都道府県・市町村に譲与される森林環境譲与税は植林や間伐、人材育成に使われ、そこからツムラ商品の受注につながると見込む。
新製品は、替刃と取り付けボルトセットを箱に詰めたフルセット製品をフリー替刃のラインアップに追加。11月21日から発売する。具体的にはスパイダーモア用「フリー替刃260取付ボルトセット」およびウイングモア用「フリー替刃355同」の2セット。
また、刈払機用刈刃「ツル草三枚刃」を2025年春頃に発売する予定。同刃は絡んで巻きつくツル草など、頑固に絡まる長い草や硬い草茎を切砕するのにうってつけの刃である。
【フリー替刃260取付ボルトセットの内容】フリー替刃260=8枚▽ハイパーフリー刃用取付ボルト=4本▽M10袋ナット=6個▽M10バネ座金=2個▽平座金=2個
【フリー替刃355取付ボルトセットの内容】フリー替刃355=8枚▽ハイパーフリー刃用取付ボルト=4本▽M10袋ナット=4個▽ウイングモア用取付ボルト=4本▽M8バネ座金=4個▽平座金=4個









