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令和6年10月21日発行 第3525号 掲載

J―クレジットの収入試算を発表/井関農機

 井関農機(株)(冨安司郎社長・東京都荒川区西日暮里5の3の14)はこのほど、環境保全型農業の発展を支援するISEKIのソリューションとして、新たに「J―クレジットかんたん収入シミュレーション」を発表するとともに、23日に「環境保全型農業を提案するオンラインセミナー」を開催することを明らかにした。
 近年の地球温暖化や気候変動などへの対策として、農業においても、環境への負荷を最小限に抑える取り組みが始まっている。また、世界的な食料安定供給への需要が大幅に高まる中、長期的に安定して農業生産を行う持続可能な農業への関心も高まりをみせている。 J―クレジット制度は、企業や個人が温室効果ガス削減の取り組みを通じて創出された削減量をクレジットとして取り引きできる仕組みで、環境負荷低減と新たな収入源の創出を両立するアプローチとして注目を集めている。
 同社グループでは、2024年より生産者へこの制度の「水稲栽培における中干し期間の延長」を提案するとともに、創出されたクレジット申請作業の支援に取り組んでいる。
 「水稲栽培における中干し期間の延長」に取り組むことよる温室効果ガスの削減量は、栽培地域や圃場の排水性・有機物施用の有無などにより大きく変動するが、このシミュレーションでは、地域・圃場条件・面積の簡単な情報を入力するだけで、利用者の条件での概算金額を試算できる。
 同社では、「J―クレジット」への取り組みを検討する生産者の一助となる本ツールの提供を通じて、生産者の収益拡大と環境負荷低減に資する環境保全型農業の取り組み拡大を図っていく、としている(なお、利用には同社が運営する営農ソリューション・ポータルサイト「Amoni」のアカウント登録が必要。登録料は無料)。
 一方、環境保全型農業に関するオンラインセミナーは、「Amoni」にて、「大豆栽培と水稲輪作」及び「自動抑草ロボット『アイガモロボ』」を開催し、先端農業技術の研究・実証を行う同社夢ある農業総合研究所の研究員より、最新情報を紹介する。
 第1部は「大豆栽培と水稲輪作について」。
 大豆の自給率は食品用に限っても2割程度であり、需要の多くを輸入に依存している。食料安全保障の観点から自給率の向上は喫緊の課題であり、国としても積極的に各種施策を展開している。
 しかしながら、安定的な生産量の確保が大きな課題となっており、新たな多収品種や、効率的な栽培技術への注目が高まっている。
 また、水稲との輪作体系は、雑草の繁殖や病害虫の発生を抑制する効果も期待でき、化学農薬に頼らない持続性の高い農法として「みどりの食料システム戦略」においても推進されている。
 このセミナーでは、市場の動向や安定生産・普及に向けたポイントなどを総合的に紹介する。
 第2部は自動抑草ロボット「新型アイガモロボ」最新情報の紹介。
 水稲有機栽培における全く新しい雑草対策技術として2023年の販売開始以来好評のアイガモロボが更さらに進化。「水のにごりで雑草抑制」というコンセプトはそのままに、利用者の声を反映した次世代のアイガモロボとして開発された。
 第11回ロボット大賞で「農林水産大臣賞」を受賞するなど注目を集める新型モデルの最新情報を、セミナー参加者にいち早く紹介する。
 〈日時〉10月23日14時~16時
 〈講師〉井関農機(株)夢ある農業総合研究所研究員
 〈参加費〉無料
 〈申込方法〉Amoniの「開催案内」より申し込む
 URL:https://amoni.iseki.co.jp/event/4366

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