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令和6年10月21日発行 第3525号 掲載

小刃付きヘッジトリマー用ブレードの量産技術を開発/源平刃物工場

 園芸や農業用機械刃物専門メーカーの(株)源平刃物工場(松尾勝彌社長・兵庫県三木市細川町脇川455の121)はこのほど、小刃(こば)付きヘッジトリマー用ブレードの量産技術を開発した。
 「小刃」とは、刃物製造の工程において、刃を2段階に削り、刃こぼれや潰れを防止し切れ味を増す技術のことで「糸刃」ともいう。日本だけでなく海外でも行われ、「セカンドベベル」や「セカンダリーベベル」などと呼ばれている。同社では、これをヘッジトリマー用のブレード(刃)に応用し、強度や切れ味を増した製品を量産する技術を開発。厚み0・5ミリ、角度30度の刃先に45度の小刃を付けた。同社の松尾社長は「ヘッジトリマー用ブレードは一般的に45度の角度で仕上げる。そこに小刃を付けるアイデアは元々あったが、10~30数個の刃物が付いたブレードを2枚合わせるので、手作業で行うには手間とコストがかかりすぎた。そこで数年前から技術開発に取り組み、試行錯誤の末、製造コストを数%の増加に抑え、量産化に成功した」とその経緯を説明した。
 22年に、テーマパークやゴルフ場などで同製品のモニタリングを実施した。使用感は好評で、「切れ味がすごい」「刃を替えたら機械の重量が軽くなったように感じる」「剪定作業の進みが早い」などの声があがっているという。松尾社長は「国内外のトリマーなどを製造するメーカーに売り込みをかけ、更に販路を拡大したい」と意気込みを語った。
 同社は炭素工具鋼(SK鋼)や合金工具鋼(SKS鋼)をはじめとする特殊鋼の熱処理技術に定評があり、100年の歴史を持つ技術を活かし、各種刃物の性能改善に取り組んでいる。

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