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令和6年10月14日発行 第3524号 掲載

JLCとチェンソーモデル/チェンソー特集

 今年の6月、青森市モヤヒルズで行われた第5回日本伐木チャンピオンシップ(JLC)。プロフェッショナルクラスでは、高山亮介氏(矢守産業)が見事第1位となり、初優勝を飾った。第2位は横山大蔵氏(下仁田町森林組合)、第3位は杉本和也氏(岐阜県立森林文化アカデミー)で、この3名が9月にオーストリアの首都、ウィーンで開催された第35回世界伐木チャンピオンシップ(WLC)の日本代表として出場、世界と技術を競ったのは既報の通りだ。
 JLCを主催している全国森林組合連合会内の日本伐木チャンピオンシップ実行委員会では、大会の結果をホームページにアップ、情報提供・発信しているが、それによると、上位3名が大会で使用したチェンソーは、高山氏がハスクバーナの572XP、横山氏がやまびこのCS7330P、杉本氏がスチールのMS500i。いずれのモデルも各社が誇る本格プロフェッショナルチェンソー、いわゆるプロソーだ。
 JLCの競技の場では、瞬発力、加速性、鋸断力、パワー、持続性、操作性等あらゆる性能が問われるが、3モデルは競技者が求める高い作業能力を発揮する新鋭機だ。本人が使いこなしている機種とあって、必ずしも新しい製品というわけではないが、各ブラン自慢の技術が搭載されている。3モデルの特徴などを見てみよう。
 ハスクバーナの572XPは、エンジン排気量70・6立方㌢で、同社独自の「オートチューン」を搭載、高負荷な作業でもエンジン性能が最高の状態で稼働するよう設計されており、特にロングガイドバーの場合でも高生産性が要求される現場で作業を効率化する。
 また、あらゆる条件下でで信頼性の高い状態を維持すべく新しい冷却システムを採用、長時間作業でもパワフルさを失うことがないというプロ向け仕様となっている。
 スチールのMS500iは、世界初の電子制御フューエルインジェクション搭載のチェンソー。直接クランクケースに混合燃料を噴射し、キャブレターなしという、それまでのチェンソーの概念を一新した機種だ。
 そのため同機は、トルクの向上のみならず、エンジンの加速性能がアップしており、チェーンスピードが毎時0キロから100キロに達するまでにわずか0・25秒と加速力を持っており、プロユーザーの要請に応えている。
 また、やまびこのハイエンドプロソーCS7330Pは、本格伐倒作業から伐木競技まで兼用の国産・大排気量チェンソーだ。排気量73・5立方センチのハイパワーを引き出すドライブトレインを採り入れている。標準のガイドバーは長さ60センチ、オプションとして70センチを用意している。
 高出力を生み出すエンジンには、やまびこ独自開発の国内初の6流掃気シリンダーを搭載しており、それぞれの掃気角度が理想的な燃焼を実現する。このため、高出力と低排出ガスを高レベルで両立、優れた作業性を提供する。

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