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令和6年10月14日発行 第3524号 掲載

最近のチェンソー市場/チェンソー特集

 林業の現場に欠かせない機械の1つがチェンソーだ。高性能林業機械の登場によって、枝払い、玉切りなどでの使用は減ってはいるものの、素材生産の現場にとっては変わらぬ必需品として使われている。そのこと自体、今も昔も変わりはないが、最近のチェンソーを取り巻く情勢として、特に安全使用への視点がよりフューチャーされるようになっており、装備の面、そして作業のあり方の両面にわたる対応が進められている。ここでは林業の国家資格である「技能検定」におけるチェンソーの扱いやJLCで活躍した新鋭機などを取り上げながら最近の動向を追った。
 昭和29年に北海道を襲った洞爺丸台風による風倒木処理用に導入が本格化した我が国のチェンソー。既に70年の歴史を刻み、この間、我が国の林業機械化をリードしてきたのは多くの関係者が認めるところだろう。とりわけ林業の施業体系形成に一役も、二役も買っている。省力化、効率化に貢献し、現場の必需品の立場は、当時も今も変わることはない。
 もちろんこの70年の間でチェンソー市場を巡る動きは大きく変わってきている。林業の景況が大きく影響していた普及初期から今では需要の構造、排気量の構成など違っており、木を切る機械として林業が主要なマーケットであることに変わりはないものの、街場やホビー、林業以外の業務用ユースなど様々なマーケットを獲得するまで多様化している。
 最近のチェンソーの話題といえば、主要取り扱い企業のバッテリーシフトの強化であり、環境対応の進展であろう。今年に入り、世界的ブランドであるスチール、ハスクバーナの両社ともに、プロユースを意識したバッテリーソーを投入した。国内メーカーであるやまびこも「ECHO」ブランドで電動ソーを拡販するなど、取り扱いの強化が図られている。

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