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令和6年10月14日発行 第3524号 掲載

森林づくり全国推進会議を開催/林業・環境機械展示会特集

 森林づくり全国推進会議と林野庁は9日、都内江東区の木材会館で、森林×ACTチャレンジ2024表彰式、第3回森林づくり全国推進会議およびシンポジウムを開催した。カーボンニュートラルの実現や生物多様性の保全に向けては、企業をはじめとする多様な主体が、積極的に森林づくりに参画していくことが重要であるとの観点から、「企業等による森林づくり活動を通じた経済循環の発展に向けて」をテーマとし、企業や行政の取り組み報告や高校生のSDGsアイデア発表などが行われた。
 森林×ACTチャレンジ2024は、森林の適切な整備・保全に貢献する企業等の優れた取り組みを顕彰するもの。3回目となる今回、50件の応募の中から見事、グランプリ(農林水産大臣賞)に輝いたのは、特定非営利活動法人ちば森づくりの会。同会は「森と自らの健康のために!」をスローガンに活動する森林ボランティアで、行政や森林組合と連携しながら植栽、下刈り、間伐などを行うほか、木工品のイベント出展や地域住民を対象とした自然観察会の開催など、多岐にわたる活動を続けていることが、高く評価された。
 続く森林づくり全国推進会議では、櫻田謙悟会長による主催者挨拶の後、武村展英農林水産副大臣らが来賓挨拶を行った。
 武村副大臣は「森林資源の循環利用を図り、地域の林業を持続的に発展させ、2050年カーボンニュートラルの達成に貢献していくことが重要。そのためには、木材産業の関係者だけでなく、国民の幅広い理解を得ながら、社会全体で森林を支えていくという気運の醸成が不可欠だ」と述べ、同会議の役割に期待を寄せた。
 会議では、会員の取り組み報告として、コクヨ(株)と東広島市が登壇。このうち東広島市は「多様な担い手による未来につながる森林づくり」の活動について報告した。企業・森林組合・森林所有者が協力して保全活動などに貢献する「東広島市森林づくりパートナー協定」を策定し、官民が連携して、持続可能な森林づくりを進めているなどとした。
 続いて、岩手県立久慈東高校と熊本県立菊池農業高校が、SDGs活動について報告。久慈東高校では、日本一の白樺美林を守るため、白樺木炭の生産や保全活動を展開。さらには、放置竹林を活用した竹チップ段ボールコンポストやバイオ竹炭の製造などにも活動を発展させていることなどを紹介し、会場からは称賛の声があがった。
 最後のパネルディスカッションでは、皆川芳嗣氏((株)農林中金総合研究所理事長、森林×ACTチャレンジ2024審査委員長)をモデレーターに、登壇者ら6人が参加。企業や団体が森林づくりに貢献することのメリットや、自社の経済活動と結び付けて活動展開するために必要な視点などについて意見を交わした。

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