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令和6年10月14日発行 第3524号 掲載

林業の技能検定スタート/林業技能向上センター

 国家検定の技能検定として新たに追加された職種・「林業」の試験機関として、厚生労働大臣の指定を受けた一般社団法人林業技能向上センター(中崎和久代表理事理事長・全国森林組合連合会内)はこのほど、ホームページでセンターとしての様々な役割を発信するとともに、第1回の林業技能検定を来年、熊本、愛媛の両県で開催することを決定し、10月から受検者の募集を開始した。同センターでは、育林・素材生産作業の技能・知識やチェンソーワークでの安全作業を再確認できる契機として検定受検を勧めている。検定は、1級から3級までの3つの等級に分かれ、各級ともに学科と実技の2つが用意されており、合格すると「林業技能士」になる。
 厚生労働省は8月29日付で職業能力開発促進法施行規則を改正、国家検定である技能検定の職種に林業を追加するとともに、一般社団法人林業技能向上センターを厚生労働大臣指定試験機関に指定した。これにより、今年度から国家検定「林業」の技能検定試験が実施できることとなった。
 技能検定とは、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」で、職業能力開発促進法に基づき実施されている。技能に対する社会一般の評価を高めるとともに、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的としている。
 同センターでは、2019年から今回の指定に向けて関係林業団体と連携するなど対応、業界試験を実施するといった準備を進めてきた。
 こうした経緯で追加された「林業技能検定」は、育林・素材生産作業に関する知識と技能を評価する国家試験となる。
 既に同センターでは、1級から3級まで3つの等級に分かれている林業技能検定の第1回を来年実施することを決定。(1)自分自身の技能の研鑽(2)所属企業からの評価、取引先からの評価(3)社会的な林業技能者の認知(4)林業経営体の作業効率、安全意識の向上(5)職場の士気や経営効率の改善―が期待できるとして林業者に受検を勧めている。
 同センターによると、育林・素材生産作業全般を出題範囲とする学科試験は筆記で、1級と2級は真偽法25問、四肢択一式25問、3級は真偽法30問。
 判断等試験(筆記)と製作等作業試験から成る実技試験では、植付、伐倒、造材、器具の整備を出題範囲とする多肢選択式5問(1級・2級)と1級で受け口・追い口作成作業(傾斜木)、2級で受け口・追い口作成作業、3級でチェンソー組立作業、暖機運転、丸太輪切り作成作業などを実施する。
 試験スケジュールは、学科と実技での筆記試験を来年1月25日に、また実技は2月6~3月5日までの同センターが指定する日に熊本、愛媛の両県で実施することが決まっている。
 申し込み受け付けは10日に開始し、11月11日までインターネット申請で受け付ける。問い合わせ、申し込みは同センターWebサイトから(URL=https://ringyou-gino.org)。マイページを作成し、受検申請する。
 問い合わせは、(TEL03・4334・7377)まで。

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