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令和6年10月14日発行 第3524号 掲載

第29回さなえ全国子ども図画コンクールの審査結果発表/井関農機

 井関農機(株)(冨安司郎社長)は7日、東京・西日暮里の本社で、第29回ISEKI「さなえ全国子ども図画コンクール」の審査結果を発表した。今回は「農業でつくる明るい未来と笑顔」のテーマで開催、6~8月に応募を受け付け、1歳から12歳までの年齢層から約1600件の作品が寄せられた。作品の中には「ロボットトラクタ」「ドローン」など、先端農機も目立った。晴れの全国最優秀賞は、三重県の上嶋崇之介(ウエジマ ソウノスケ))さん(5歳)が受賞した。作品名は「おいしいタマゴをありがとう」。
 同社は、「将来の日本を担う子どもたちに、農業や食文化をもっと大切に思ってもらえるよう」1996年に全国子ども図画コンクールを開催。今回までに累計約3万5600点の作品応募があった。本年は「農業でつくる明るい未来と笑顔」をテーマに作品を募集した。
 審査結果発表会には、同社の石本徳秋執行役員営業本部長、〓野重幸販売企画推進部長らが出席。それに外部審査委員を務めた藤澤英昭氏(千葉大学教育学部名誉教授)、画家の古城和明氏(国画院会長)が同席した。
 冒頭あいさつした石本本部長は、同コンクールが29回目を迎えたことに謝意を表したあと、今回は「農業でつくる明るい未来と笑顔」をテーマに全国の販売会社の営業所を通して、約1600点の作品が寄せられたと報告したうえで、子供らしさと言い、どれも微笑ましい作品で感動したとし、農作業を通じて家族と過ごす楽しさを感じるもの、スマート農機の登場によって農業の未来を感じるもの、さらに動物も熱心に描かれていると所感を述べた。また、入賞作品はホームページにて発表していくことを明らかにした。
 【審査委員の講評】
 藤澤氏=いま教育機関で一番困っているのは生成AIの問題です。現在の指導要領を作り上げた文科省の人たちは愕然としています。小学生の教育現場ではみんなタブレットをもっています。風景画は課題として春と秋に必ず行います。子どもたちはタブレットを持って外に出る。そしてカシャットと撮影する。それを先生が4倍位に拡大して、児童はあとはひたすらに塗り絵をするだけです。こういうことが現実に行われているわけです。そうすると、オリジナリティとか、子どもの生々しい声とか、ちゃんと聞き取れるのかが課題になってくる。
 この審査では、子どもたちが何を考えながら、つぶやきながら描いているのか、こういうことを気にして選びました。
 古城氏=作品1600点の絵を全部見せていただいた。今年のテーマにあるようにすべての絵が明るい。大変に笑顔が多い。子どもの純朴な目は時代がどう変わろうと、農業のあり方が変わろうと、とくに気候変動による猛暑、大雨など農業の過酷な世界が想像されますが、子どもの目はそういうことを全く感じさせない。そこが何ともいえない。私にとっては大きな宝物だと思う。これからの日本農業の未来の明るい兆しとして、安心して見ていられる作品が多かったと感じました。
 最後に、高野部長が挨拶に立ち、「来年は、井関農機が創立100周年を迎え、このコンクールは30回目の節目となるので、それにふさわしい企画を検討している」と話した。
 全国賞表彰者は次の通り(敬称略)。
 【全国最優秀賞】上嶋崇之介(ウエジマ ソウノスケ、男、5歳、三重県、作品名=おいしいタマゴをありがとう)
 【全国優秀賞】▽おおにし りくと(男、7歳、大阪府、おやさいきゃっする)▽奥ノ園詠美(オクノソノ エイミ、女、7歳、鹿児島県、スマート農業でがんばるじいちゃん)▽久野桃佳(クノ モモカ、女、9歳、鹿児島県、大変ないねかりがんばろう)▽佐藤琳南(サトウ リンナ、女、10歳、新潟県、みんなの笑顔)▽後藤田鈴(ゴトウダ リン、女、11歳、山口県、力をあわせてつくったおいしいお米)
 【全国特別賞】▽中村日南(ナカムラ ヒナミ、男、1歳、滋賀県、田園)▽荒井亮祐(アライ リョウスケ、男、6歳、栃木県、おじいちゃんと田植えおいしいお米ができますように)▽坂東紗奈(バンドウ サナ、女、7歳、大阪府、あいと心がつもった田んぼ)▽大場桃香(オオバ モモカ、女、7歳、奈良県、パパ)▽漆谷秀仁(ウルシダニ シュウト、男、8歳、岡山県、のうぎょうのほし)▽時田大吉(トキタ ダイキチ、男、9歳、鹿児島県、モミの種まきの手伝いをしたよ!)▽桑村蓮(クワムラ レン、男、9歳、徳島県、きれいに育った野菜)▽西畑遥香(ニシバタ ハルカ、女、10歳、奈良県、枝豆豊作!!~がんばった私~)▽稗畠陽貴(ヒエハタ ハルキ、男、12歳、鹿児島県、いつもお疲れ様。)▽萩野楓(ハギノ カエデ、女、12歳、岩手県、夜と昼のトラクター)

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