電動ミニ・クレーン欧州で発売/古河ユニック

古河ユニック(株)(山川賢司社長・東京都千代田区大手町2の6の4常盤橋タワー)は4日、充電式のリチウムイオンバッテリー搭載ミニ・クローラクレーン「UM325C」(最大吊上げ能力3230キロ)を開発、欧州で販売を開始したと発表した。同機は、排気ガスを出せない地下道、ビル屋内、あるいは外部電源の取得が困難な現場、狭い場所などで自走して移動、重量物の吊り上げ・移動に威力を発揮する。
同社は2016年に(1)液式鉛バッテリー式モデル・URW295CBR、2121年に(2)AGMバッテリー式モデル・同295CB3RAの国内販売をそれぞれ行っており、今回新たにリチウムイオンバッテリー式モデルをラインアップした。新機種の満充電時間は(2)よりも約2時間短縮し、AC200ボルトで約3時間という高速充電を実現している。
UM325Cの走行時の車幅は、一般的なドアを通過できる750ミリとし、地下道、屋内などでの移動が可能な上、クレーンの折りたたみ機構に「ポップアップ式コラム(起立式コラムポスト)」を採用、コンパクトな格納形態と十分な地上揚程を実現した。さらにクレーン先端に取り付けるジブを、高揚程における荷の送り込み作業で威力を発揮する油圧式チルトジブ(オプション)とすることで、最大地上高17・7メートル、最大作業半径15・6メートルまでのクレーン作業を可能にしている。
安全面では、走行およびクレーン操作はラジコン送信機を使う遠隔操作が可能で、アウトリガの張り出し状態やクレーンの作業姿勢に応じ定格荷重を自動で切り替える機能により作業者の安全を確保した。
また、確実な機体設置を実現するアウトリガ水平自動張り出し機能、安定走行の拡幅クローラなどの搭載で安全性と作業効率を向上。アウトリガは従来シリーズとは異なり、アウトリガ設置・格納作業を簡易化するとともに、ほかのクレーンを使わずにアウトリガで機体を持ち上げて運搬用トラックの荷台へ積載することも可能にしており、いっそう使いやすいモデルになっている。









