令和5年度ゴルフ場水質調査で水濁指針値超過ゼロ/芝管理・緑化資機材特集

環境省水・大気環境局環境管理課農薬環境管理室(吉尾綾子室長)は9月24日、ゴルフ場で使用される農薬に係る令和5年度水質調査結果についてまとめ、公表した。令和5年度に都道府県などが実施したゴルフ場排出水等の水質調査の結果を取りまとめたもの。
それによると、令和5年度の水質調査は、1730カ所のゴルフ場を対象に延べ3万6244検体について実施した。その結果、ゴルフ場の排水口調査で、水濁指針値を超過した事例はなかったが、水産指針値を超過した事例が7件あった(別表参照)。
環境省では、ゴルフ場における農薬使用の適正化を推進しており、ゴルフ場の排出水の農薬濃度に係る上限として、水質汚濁の防止を図る観点から水濁指針値を、生態系保全の観点から水産指針値を定めている。
また、農薬取締法の改正も踏まえて、地方公共団体が水質及び生態系保全の面からゴルフ場を指導する際の参考となるようよう、令和2年3月に「ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止及び水域の生活環境動植物の被害防止に係る指導指針」(指導指針)を策定するなど、現場に対応している。
今回の排水口調査の結果、水産指針値が超過した事例が認められたことについて環境省は、指導指針に基づき、ゴルフ場関係者への農薬の使用に関する注意喚起を改めて実施するよう求めた。
また、複数の剤で分析の定量下限値が指針値を上回っており、指針値を超過しているかどうかが不明な事例が引き続き認められたことから、事例が認められた県に対して、定量下限値に留意して分析を行うよう改めて求めることとする、としている。









