農業景況DI回復/日本農業公庫・令和6年上期調べ

(株)日本農業公庫は9月18日、融資先の担い手農業者を対象に実施した「農業景況調査(令和6年7月調査)」の結果概要を取りまとめた。
それによると、令和6年上半期の農業景況DI(実績)は△21・5となり、前年実績から5・4ポイント上昇し、マイナス値が縮小する結果となった。業種別では全業種でマイナス値となり、特に肉用牛(△59・6)や採卵鶏(△56・7)などで大幅なマイナス値になった。
稲作は北海道が△37・4(前年比11・9ポイント増)、都府県が△18・0(同4・1ポイント増)とそれぞれ上昇。畑作は△36・7(同12・5ポイント増)と上昇した。露地野菜は△4・8(同12・7ポイント増)、施設野菜は△5・3(同6・4ポイント増)に上昇。果樹は△8・4(同5・7ポイント減)などとなり、果樹は前年より落ち込んだ。
一方、令和6年見通しの景況DIをみると、農業全体では△16・6となり、令和6年上期実績から4・9ポイント上昇し、さらにマイナス幅が縮小する見込み。業種別では明暗分かれる見込みとなっており、稲作は北海道が△33・4(上期実績比4・0ポイント増)、都府県は△1・8(同16・2ポイント増)でともに上昇が見込まれる。畑作は△44・7(同8・0ポイント減)で落ち込む見通しになった。露地野菜は△4・3(同0・5ポイント増)、施設野菜は△3・1(同2・2ポイント増)は微増の見込み。果樹△9・4(同1・0ポイント減)は微減の見込みとなった。
一方、令和6年上期の生産コストDIは△80・6となり、5年実績から4・0ポイント上昇したものの、大幅なマイナス値が継続。全業種で△60・0以下の大幅なマイナス値となった。雇用状況DI△37・2は令和5年実績から横ばいの状況。マイナス値が続き、労働力不足を示している。収支DI△24・8は令和5年実績から7・3ポイント上昇するもマイナス値が継続。
また、設備投資については、令和6年上期において「設備投資予定あり」が53・2%と5年実績からほぼ横ばいだった。特に耕種では稲作(都府県‥62・1%)、畜産では養豚(55・1%)が最も高くなった。対して、酪農(北海道‥40・7%)、肉用牛(40・4%)、ブロイラー(39・3%)は4割程度と他業種に比べて低くなっている。また、「設備投資予定あり」と回答した先のうち、45・5%が昨年に比べ設備投資額が「増加する」と回答している。









