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令和6年10月7日発行 第3523号 掲載

農機具まつりでスマート農機を提案/愛媛県農林水産研究所

 愛媛県農林水産研究所の農業・果樹部門の研究成果を広く公開する農林水産参観デーが1、2の両日、松山市の農林水産研究所と果樹研究センターで開催された。両会場では同県農機具協会(冠範之理事長)による協賛展「農機具まつり」が開催され、最新型の農業機械や農園芸関連資材を多数出品した。
 農機具まつりは、愛媛県農機具商業協同組合が開催する毎年恒例の行事である。期間中は晴天に恵まれ、暑いくらいの陽気にもかかわらず、会場は最新の農機や情報を求める来場者で賑わった。
 今回はスマート農機・農業DX関連機器の展示・実演会が中心に行われた。最新のトラクタ及び田植機、コンバインなど各種農機が展示され、会場中央に設けられた実演会場では、作業機での畝たて・マルチ張りの実演が行われた。来場者は、畝のサイズや出来、マルチの張り具合など、入念にチェックしていた。
 昨年に引き続きドローンの実演も行われた。実演圃場へ農薬の代わりに水を撒くデモンストレーションをはじめ、果樹農家の多い同県の農家に向け、自動航行により樹木との距離を常に一定に保ちながら散布作業を行い、効率、正確性、安全性をアピールし、来場者から関心を集めた。
 また同協会ブースでは恒例の農機安全講習会が開催され、メンテナンスや運転技術、日頃の心構えや服装などの注意点を分かりやすく説明し、作業事故防止を訴えた。各回とも多くの人が参加し、関心の高さが伺えた。
 研究所では、愛媛県で新品種を開発するなど栽培に力を入れているサトイモや麦、同県のブランド米「ひめの凛」をはじめとした水稲などに関する栽培技術セミナーを開催。最新の研究結果や安定生産技術、関連機械の紹介などに、多くの来場者が熱心に耳を傾けた。
 展示会場には地元の販売会社や関連メーカーなどが出展し、低コスト、省力化につながる最新の技術や情報を紹介した。また、鳥獣害防止対策推進会議が主催するコーナーが設けられ、関連企業が多彩な製品を紹介。その他、刃物や資材、野菜苗などの展示即売も好評だった。
 一方、果樹研究センターでは選果機や防除機など最新の果樹・施設・園芸機械が展示され、ノズルや剪定ばさみなど豊富な小物資材の即売も賑わった。また、実際のミカン畑で、ドローンの飛行デモンストレーションが行われ、多くの来場者が注目した。
 冠理事長は「多くの方に来場いただいた。今回もスマート農機の提案を中心に行った。県内ではスマート農機が導入され始めており、農機の転換期にある。スマート農機の導入を推奨していく中、来期につながる展示会になった。今後も農家が継続していけるように、全力でサポートしていきたい」と語った。

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