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令和6年10月7日発行 第3523号 掲載

次世代コンセプトエンジン開発/カーツ

 カーツ(株)(勝矢雅一社長・岡山県岡山市東区西大寺五明387の1)はこのほど、次世代コンセプトエンジン「カーツCK1(以下、CK1)」を自社開発したと発表した。CK1は4ストロークエンジンながら、2ストロークエンジンを凌ぐ高回転を可能にし、高出力を実現した。欧州及び北米の排ガス規制もクリアしている。
 2ストロークは高回転という特性をもつ。しかし排気ガスが高濃度になるという欠点がある。一方、4ストロークは2ストロークに比べて排気ガスは低濃度だが、回転が低い。加えて部品数が多く、質量が重いという欠点がある。CK1はこの「低回転」「高質量」の課題を解決し、2ストロークよりも「高回転」「高出力」を実現した。
 CK1には一般的な4ストロークに内蔵されているタペット式の吸・排気バルブに代えて、独自開発システム「Cоre Valve System(コアバルブシステム)」を搭載。このバルブが高速回転して吸気・圧縮・爆発・排気の4工程をすべてを行う。これによりCK1は4ストロークながら高回転で高出力のパフォーマンスを実現した。
 CK1は4ストロークのため排気ガスは低濃度である。また欧州および北米の排ガス規制の対象である一酸化炭素、炭化水素や窒素酸化物の規制値もクリアした。
 CK1は今後、垂直離着陸機「VTОL」、無人航空機「UAV」、レンジエクステンダーなど次世代の多様なアプリケーションに対応するほか、2050年のカーボンニュートラルの取り組みとして、CK1を基にした水素エンジンの開発も進めている。
 〈仕様〉
 ▽型式=CK1▽エンジンタイプ=ロータリーバルブ4ストローク▽排気量=25・4立方センチ▽最大出力=1・2キロワット/9500rpm
 ▽燃料=50‥1混合ガソリン▽エンジンオイル=WAKO'S V2R▽燃料消費量=0・47キログラム/キロワット・時▽機体重量=3・45キロ

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