マイクロナノバブル発生装置「ニューアクアトランスファ」全国展開/ロールクリエート

(株)ロールクリエート(大坂伸人社長・北海道河西郡芽室町芽室基線19の16)はこのほど、減肥料・減農薬のほかにも様々なメリットをもたらすマイクロナノバブル(微細な気泡)を簡単に大量に発生させることができる「ニューアクアトランスファ」を全国展開することを明らかにした。
同社は、2020年からマイクロナノバブル(以下MNB)の農業利用に着目、農家の協力を得て試験を開始し、3年継続試験の結果、肥料・農薬を2~3割減らしても収量が変わりなく、収穫物の選果・洗浄場面では洗浄効果や排水の水質などに効果があることを確認。ただ、短時間で大量にMNBを発生できない、電気、動力といった外部装置を要するなどの課題があり、本格的な増販には至っていなかった。
今回、普及推進する「ニューアクアトランスファ」(ウォーターナビ社製)は、水道の配管に直接組み込み、水流を利用して外部から空気を取り込むため電源を必要とせず、北海道ほかの広い圃場でも使用でき、外部から空気を取り込むため、MNBの発生量が多く、しかも安価。さらに構造上、故障の原因となる箇所が少なくメンテナンス費用がほぼかからないなど、従来の課題を解消する数多くの特徴がある。
今年度に取り付けした農家からは、減肥料・減農薬に加え、「農薬・肥料の利きが長くなった」「農薬を混ぜる際の泡立ちが減った」「スプレヤーのタンクの中や噴口がきれい」「洗浄機を使った時の汚れ落ちがいい」など、同製品に対する高い評価の声が集まったとのこと。今後は、全国の農業市場に同製品の拡販を図ると意欲をみせている。
ニューアクアトランスファには、流体通過径5ミリのEWN05から、同50ミリのEWN50まで、6型式があり、水の入口から水と気体の衝突点までの流路が同一口径のため、異物の詰まる部分がなく、同衝突エリアへの空気の流れを水の流路と平行にすることで、水に含まれる異物が気体チャンバー内に混入しにくいと、目詰まりのない構造上の特徴がある。
そのほか(1)腐食に強いステンレスSUS316を採用。海水などの腐食性の強い液体を扱う場合はPTFE製も用意(2)付属の空気供給装置により、常に同じ条件で使える(真空ゲージを見ながらニードル弁を微調整することで安定した濃度のMNBが作れる)(3)水流を利用し空気を供給するためコンプレッサーなどの動力や電源は不要―などの特徴がある。
また、同製品を使用した効果については、(1)肥料・農薬の使用量減少(30%程度)(2)泡がマイナス帯電しているのでプラス帯電の肥料の吸収率が高くなる(3)作物の根張りが良くなる(4)農薬・肥料の利きが長くなる(5)土壌のマイナス電荷が多くなる(6)農薬を混合する時の泡立ちが少ない(7)スプレヤーのタンク、噴口がきれいになる(7)タンク内に藻が発生しなくなる―などが報告されている。
中間機種のEWN20Lの主な仕様は次の通り。
▽流体通過径=20ミリ▽吐出水量=250リットル/分▽最大吸気量=75リットル/分以上▽外形寸法=φ50×全長223ミリ▽重量=2・5キロ









