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令和6年9月30日発行 第3522号 掲載

木材チップの由来別利用量/邁進2024林業機械

 先月末に農林水産省が公表した令和5年木質バイオマスエネルギー利用動向調査結果。令和5年にエネルギーとして利用した木質バイオマスのうち、木材チップの量は1149万7906絶乾tで前年同期に比べ4・0%増加しており、特に「間伐材・林地残材等」に由来する木材チップが492万4398絶乾tで前年に比べ9・0%増加するなど、利用が活発化。また、令和5年の木材需給表でも燃料材の需要が増加するなど、木材利用にも影響を及ぼしていることが分かった。
 令和5年木質バイオマスエネルギー利用動向調査は、木材チップ、木質ペレット、薪、木粉(おが粉)等の木質バイオマスの燃焼によって発生するエネルギーのうち、木材チップの由来別利用量を取りまとめたもの。木材チップ以外の利用量については、今年の12月にホームページでの公表を予定している。
 調査結果をみると、令和5年の木質バイオマスエネルギーとして利用した木材チップの由来別利用量は、概数で1149万7906絶乾t。利用量調査を行ってから最多のボリューム、実績となった。平成28年当時の773万4236絶乾tと比較すると、48・7%増となっており、平成28年から令和5年までの7年間に1・5倍近くまで膨れ上がっている。この間、木質バイオマスのエネルギー利用が着実に浸透してきていることを物語っている。
 令和5年の内訳をみると、最も多かったのが「間伐材・林地残材等」の492万4398絶乾tで全体の42・8%を占めている。前年対比109・0%と増えている。
 次いで、「建設資材廃棄物(解体材、廃材)」の391万3336絶乾t。構成比は34・0%。この後、「製材等残材」が173万4806絶乾t(構成比15・1%)、「輸入チップ・輸入丸太を用いて国内で製造」が53万9754絶乾t(同4・7%)、「上記以外の木材(剪定枝等)」が38万5612絶乾t(同3・4%)と続いている。
 このうち、全体で4・0%の増加を示す中、「間伐材・林地残材等」は前年に比べ9・0%増。「製材等残材」が0・2%増、「輸入チップ・輸入丸太を用いて国内で製造」が25・8%増と増えているのに対し、「建設資材廃棄物(解体材、廃材)」と「上記以外の木材(剪定枝等)」は前年から減っている。
 どの区分が木材バイオマスエネルギーとして利用した木材チップとなっているのか、かつてより明らかに「間伐材・林地残材等」の利活用が伸展している。かつて、「間伐材・林地残材等」と並ぶ利用量であった「製材等残材」はこの7年間はほぼ横ばい気味。これに対して増え続けている。
 平成28年実績と令和5年の「間伐材・林地残材等」と比較すると、前年実績を毎年上回る中で、対平成28年比256・8%と大きく伸長していることが分かる。間伐材・林地残材等がリード役を担っていることを示している。
 そのウエートの大きさは、この間の伸長ぶりからからも、また、木材利用拡大の一翼を担う立場になっていることがうかがえるし、見逃せない分野となっている。
 ちなみに都道府県別では、利用量としては北海道の61万9349絶乾tが最も多い。対前年比123・3%と大きく増えている。

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