農業食料工学会が山形大学で年次大会

一般社団法人農業食料工学会(飯田訓久会長)は7~9の3日間、山形県鶴岡市の山形大学農学部鶴岡キャンパスにて「第82回農業食料工学会年次大会」を開催した。3日間にわたり理事会や定時総会、会員集会、学会賞表彰式、講演会、シンポジウム、ポスターセッション、企業展示、各委員会などを行い、農業工学における最新の研究成果や技術を発信した。
8日には、2024年度学会賞の表彰式が行われ、2024年度「学会賞」受賞業績・受賞者の表彰及び受賞記念講演が行われた。
学会賞のうち開発賞(第11回)では、開発特別賞に(株)ササキコーポレーションの「マルチインプルメント ブームマスターZ」、開発賞に井関農機(株)の「乗用型じゃがいも植付機(1条)の開発」、(株)クボタの「施設園芸向けしおれ検知式自動潅水制御システム(Hamirus‥ハミルス)の開発」、三菱マヒンドラ農機(株)の「小型ディスクハロー『KUSANAGI』の開発」が選ばれ、飯田会長から各社の代表者に賞状と楯が授与された。また、森技術賞(第48回)は農研機構などによる「高能率ホウレンソウ調製機の開発に関する研究」が選出され、表彰された。
その他の主な賞の業績・受賞者は次の通り。
▽学術賞・技術奨励賞・国際賞=該当なし▽森技術賞(第48回)=高能率ホウレンソウ調製機の開発に関する研究(農研機構・小林有一氏、(株)クボタなど)▽研究奨励賞(第23回)=蛍光による生鮮野菜品質判定と判定メカニズム解明(愛媛大学・小長谷圭志氏)、青果物の流通・加工時に適用されるポストハーベスト技術がもたらす環境負荷低減効果の検証(農研機構・佐々木勇麻氏)、トラクタ非線形動力学とドライブシミュレーションに関する研究(東京農工大学・渡辺将央氏)▽論文賞(第15回)=ヘルムホルツ共鳴による籾層の体積推定法(研究論文、九州大学・平井康丸氏ら)、果樹用手持形静電風圧式受粉機の開発と性能評価(技術論文、静岡県・山根俊氏ら)▽功績賞(第33回)=東京大学・芋生憲司氏(正会員)
表彰式の後、シンポジウム「能登半島農業の復興に向けた農業機械分野の取り組み」を開催。能登半島地震による農業被害の現状と課題を理解し、宮城や福島での復興支援の知見も活かしつつ、能登半島の農業の復興について議論した。









