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令和6年9月30日発行 第3522号 掲載

マルチハイブリッドキューブ実証運用を開始/やまびこ

 (株)やまびこ(久保浩社長・東京都青梅市末広町1の7の2)は9月26日、太陽建機レンタル(株)との協業により、9月から静岡県下の工事現場における仮設ハウスへの電力供給の実証運用を開始した、と発表した。新開発のBESS型(バッテリーエネルギー貯蔵システム)「shindaiwa50kVAマルチハイブリッドキューブ」を組み入れ、実証する。今年5月開催の第6回建設・測量生産性向上展(CSPI―WXPO2024)にて初公開した「shindaiwa10kVAマルチハイブリッドキューブ」より容量の大きい50kVAでの実証では、電力のすべてを賄いながら、CO2排出量の7割削減及び軽油消費量の削減効果の検証に取り組む。
 新開発のBESS型「shindaiwa50kVAマルチハイブリッドキューブ」は、蓄電池と50kVAパワーコンディショナーを搭載した電源供給システム。同社開発の新エネルギーマネジメントシステム(K―EMS)を通じて外部にある発電機を含めた統合制御を行うことができる。
 このため、晴天時は太陽光発電の余剰電力を蓄電池に蓄えることで発電機の稼働を不要にし、雨天時は、蓄電池からの電力供給を優先しながら発電機の稼働を最小限に抑える制御を行う。太陽光という再生可能エネルギーの最大活用とCO2排出量の最小化の実現を図る仕組みだ。
 今回、建設・土木の工事現場や各種イベント会場などに様々な機器を貸し出し、レンタルを通じて地域社会の街づくりへの貢献を目指す太陽建機レンタル(株)との協業により、仮設ハウスにおける電源供給時のCO2排出量7割削減に向けた実証運用を開始した。
 特にこれまで仮設ハウスで使用される太陽光パネルに加えて新開発のBESS型を組み入れることにより、電力の全てを賄いながら、CO2排出量の削減という低炭素化の両立を目指す。
 この他にも、同システムでは、発電機や燃料残量を遠隔で確認できるため、給油などの現場の作業工数が減り、軽油消費量の削減効果の検証も進める。
 同社は、今回、さらに容量の大きい50kVAの出力が可能となったことから、工事現場をはじめ幅広い場面での活用が可能となり、低炭素化への貢献の可能性を広げると、検証結果に期待を寄せている。さらに「この実証を通じて、引き続きカーボンニュートラル化に向けた取り組みを加速してまいります」と意気込みを示している。

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