堆肥の有効活用を/農業技術の基本指針・土づくり特集

農林水産省がまとめた令和6年の農業技術の基本指針では、化学肥料が環境に与える負荷の低減に向けて、土壌診断に基づく適正施肥や、堆肥の有効利用などの手法を示している。
〈土壌診断に基づく適正施肥や効率的施肥の推進〉
土壌診断に基づく適正施肥の速やかな現場導入や、うね内部分施用技術等の局所施肥技術や土着菌根菌の活用によるリン酸肥料の節約など施肥低減技術の導入・実践を推進する。また、化成肥料や配合肥料を使用する場合、リン酸・加里の土壌への過剰蓄積が顕著となっている地域においては、これらの成分をあらかじめ抑制した肥料の利用を促す。また、土づくり専門家との連携及び土づくり専門家リストの活用により、土壌診断に基づく土づくりの取り組みを推進する。
〈地域有機資源等の活用促進〉
耕畜連携の体制づくりや堆肥品質の改善等を進め、堆肥の有効利用、物流性や散布性等を向上させたペレット堆肥等の普及に向けた取り組みを推進する。さらに、メタン発酵後の副産物である消化液(バイオ液肥)や二酸化炭素、余剰熱の温室利用は、「メタン発酵消化液の畑地における液肥利用―肥料効果と環境への影響」など、農業研究分野において生産コストの低減等の技術を活用したバイオマス利活用の優良事例があり、これらを活用して地域資源の循環利用を推進する。
〈混合堆肥複合肥料の製造とその利用~家畜ふん堆肥の肥料原料化の促進(農研機構マニュアル)〉
混合堆肥複合肥料を開発・普通肥料登録し、これを生産農家で栽培実証する中で、得られた知見について失敗例も交えながら紹介。各章では、肥料メーカー、堆肥の販路の多様化を目指す畜産農家向けに、肥料の生産事例、普通肥料登録申請方法および注意点について取りまとめるとともに、堆肥供給者と肥料製造者のマッチング事例を整理。









