スマート農業推進/「魅力発信!えひめ農業NOW」から・四国農機展特集

愛媛県農林水産部農業振興局農産部園芸課は、県下全地区の農業振興における様々な取り組みを行っている。同課より発表された「魅力発信!えひめ農業NOW」から、各地区での様々な動きを紹介する。
【「ひめの凜」の品質向上に重要な中干し等の研修会を開催(中予地方局地域農業育成室伊予農業指導班)】
「ひめの凜」の美味しさ基準をクリアするため、品質向上に最も重要な水管理について講習会を開催。根の活力を高め、無効分げつを抑制するために、水田の水を抜き土壌を乾かす中干しの方法や、今後の病害虫などの栽培管理を指導した。
圃場では、参加者が稲の茎数や葉色などを確認し、中干しを開始する時期の目合わせを行った。
参加者は、中干しの開始時期や実施期間、他の品種との違いなどを把握することができ、中干しの重要性を再認識した。
今後は、籾を充実させるための穂肥の施用時期等の講習会を開催し、品質向上を目指す。
【かんきつ基盤整備園でスマート農機を実演(中予地方局地域農業育成室)】
管内8地区で「農地中間管理機構関連農地整備事業」等を活用したかんきつ園地の基盤整備が進められる中、整備された園地での省力・軽労働化に向けたスマート農業技
術の導入を図るため、関連農機の実演会を開催。
実演会では、ほぼ平坦で作業道も広く既に営農を開始している圃場(20アール)において、実用化されているアテックスのラジコン草刈機(神刈RJ703)と、愛媛大学が開発中の傾斜地でも荷台を自動で水平に保つ運搬台車を走行させた。
草刈機の操縦を体験した農家からは、「操縦も簡単で大変楽、機械による草の刈り具合も良好」との声が聞かれ、軽労化と実用性を体感した。
同室では、樹園地の基盤整備地が未来型産地モデルとなるよう、省力技術の導入はもとより、収益性の高い品種導入や施設化、土づくり等の支援を実施する。
【スマート農業技術による水稲の水管理の自動化(今治支局地域農業育成室)】
水稲実証圃場2カ所において、水位や水温が測定できるセンサー及び自動で水口を開閉できる給水ゲートを設置するとともに、実証農家にスマートフォンアプリの操作方
法等を指導。今回実証するシステムでは、リアルタイムで水位等がスマートフォンで確認できると
ともに、設定した水位に応じて自動でゲート開閉が可能になる。
大規模農家を中心にスマート農業技術の期待は高く、水管理の自動化で労働時間の大幅な軽減が図られるだけでなく、水管理のデータを可視化することにより栽培管理の
向上が期待できるため、今後も実証等を通じて同システム等の普及拡大に努める。
【さといも「媛かぐや」の定植後の管理を指導(中予地方局地域農業育成室伊予農業指導班)】
地方局予算「媛かぐや産地育成事業」により、さといも県育成品種「媛かぐや」の産地化に向け取り組んでおり、6月上旬から7月上旬にかけて、11戸の生産者が15アール(新規8戸、9アールを含む)で定植を行った。
今年度は購入苗に加え、同班が指導した自家育苗セル苗(3戸、6アール)も定植し、生育状況を調査することとしている。
「媛かぐや」は、一般のさといもより浅植えすることから、苗が活着するまで、かん水や定植直後の病害虫防除などを適切に管理するよう指導した。梅雨明けから夏季にかけて、かん水の徹底等により、適正な加工向けサイズ(1キロ程度/個)の安定生産を目指す。









