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令和6年9月23日発行 第3521号 掲載

「アイガモロボ」が農林大臣賞/NEWGREEN

 (株)NEWGREEN(山中大介代表取締役CEO・本社=東京都小金井市中町2の24の16)の水田に浮かべる自動抑草ロボット「アイガモロボ」が第11回ロボット大賞の農林水産大臣賞を受賞した。
 18日、東京都江東区の東京ビッグサイトにおけるロボット専門展示会「Japan Robot Week2024」の会場内で表彰式があり、同社取締役副社長でアイガモロボ開発者の中村哲也氏と、取締役アイガモロボ共同ファウンダーの松田優一氏が農林水産副大臣の鈴木憲和氏から表彰状と盾を受け取った。
 アイガモロボは、スクリューの水流で土を巻き上げて田んぼ全体を濁らせ、太陽光を遮ることで雑草が光合成をしにくい圃場環境をつくる自動抑草ロボットで、世界で初めて実用化に成功した。
 これまでは雑草を取ることで対策することがほとんどだったので、全く新しいタイプの雑草対策が可能になった。
 2023年には500台を製造し、すべてを井関農機(株)から販売している。世界各国からも要望を受け、中国、ベトナム、フィリピン、カナダなどでも実証実験を行っている。アイガモロボの販売のみならず、生産された有機米の買い取りも行ってきている。今回はこうした取り組みが評価された。
 会場内では実機に限りなく近い新型アイガモロボの試作品を展示。従来よりも安価で、ボディーには自動車などにも使われている軽さと緩衝性が特徴の「発泡ポリプロピレン」を採用した。さらなる軽量化を実現するためにスクリュー部分をブラシ形状に。スイッチ1つでお掃除ロボットのように水田を駆け巡る。現在は、来春の発売を目指して準備を進めているところだ。
 中村氏は次のようにコメントした。
 「これを機にアイガモロボが全国に広まり、多くの農家が儲かる農業につなげていただければ本望だ。今後は水位センサーとの連携など、さらに便利な機能を追加することも検討している。これからも持続可能な農業の実現に貢献していきたい」。
 ロボット大賞は、将来の市場創出への貢献度や期待度が高いとされるロボット及びロボットに関連するビジネスや研究開発、人材育成などを表彰する制度。経済産業省、農林水産省、一般社団法人日本機械工業連合会などが共催している。ロボット技術の開発と事業化を促進し、技術革新と用途拡大を加速させるとともに、社会に役立つロボットに対する認知度を高めてロボット需要を喚起し、日本のロボット技術の動向を把握することを目的としている。

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