米産業活性化へ意見交換会/農林水産省

農林水産省は4日、都内霞が関の同省本館6階共用第2会議室及びWebにて、令和6年第3回米産業活性化のための意見交換を開催した。
今回は(1)コメ現物市場の現況(2)堂島取引所における米穀指数先物市場の開設(3)農林水産省から直近の需給動向及び見通し―の3点の情報提供が行われた後、令和6年産米の作付及び生育状況等及び在庫、契約・販売見通し等について意見交換を行った(2面に関連記事)。開会挨拶した同省大臣官房総括審議官(新事業・食品産業)の宮浦浩司氏は、この会の趣旨について、米の安定供給を図るという観点のもと関係者が忌憚なく意見交換するもので、昨年から始めた会であるとし、ぜひそれぞれの立場から率直な意見を述べてほしいと要請した。
続いてオブザーバーからの情報提供として、(株)農葉代表取締役CEO・佛田利弘氏による「コメ現物市場グリーンテックマーケット【GTM】について」、ウォーターセル(株)執行役員・戸川洋一氏による「アグリノート米市場」の紹介、(株)堂島取引所社長・有我渉氏による米穀指数先物市場の開設について「堂島コメ平均ご案内」、また、農林水産省からの情報提供として「米をめぐる状況」について発表された。
佛田氏はコメ現物市場【GTM】開設のため、昨年10月に農葉を創業した経緯を説明。これは「農業者起点による『価格形成力を創造するコメ現物市場の創設』」を設立理念に掲げ、農業者の取り組みを正当に評価する市場とし、生産と消費のWin―Winの関係構築を図るという。現在は9~10月中の運用開始を目指して、主要農業者(売り手)及び卸・小売り(買い手)への働きかけを進めている。穀粒判別機の機械鑑定を国内複数カ所に設置してデータ共有を行う他、会員によるWeb取引を想定しているなどと語った。
戸川氏はアグリノートユーザーである米生産者と米卸・実需を結ぶ玄米の取引マッチングサービスを紹介。買い手は57社が参画し、アグリノート米市場の成約実績は年々拡大。特に事前・複数年契約が大宗を占めているとし、直近3カ月の状況をみると、今年度は前年度比2~3倍の成約が見込まれるなどとした。









