大臣賞にアイガモロボ/農林水産省・第11回ロボット大賞

農林水産省は11日、第11回ロボット大賞の受賞ロボットを発表した。今回は農林水産大臣賞に(株)NEWGREENの「水田に浮かべる自動抑草ロボット『アイガモロボ』」(井関農機(株)取り扱い製品)、優秀賞(農林水産業・食品産業分野)に(株)クボタの「無人ロボットコンバイン」が輝いた。
ロボット大賞は、特に優れたロボットや部品・ソフトウエア、それらの先進的な活用や研究開発、人材育成の取り組みなどを表彰する制度で、同省が一般社団法人日本機械工業連合会、経済産業省その他関係省庁と共催している。今回は2月19日~4月12日の募集期間に寄せられた全85件の応募の中から特別委員会等の審査を経て、各賞を決定した。表彰式及び合同展示は、都内有明の東京ビッグサイトで18~20日に開催される「Japan Robot Week 2024」の会場内にて実施される。
受賞概要をみると、農林水産大臣賞を受賞したアイガモロボは、化石燃料や化学農薬、人の手を使わずに自動で走行する水田抑草ロボット。農研機構との実証実験では、収量が1割増加し、除草工数が6割削減された。特に有機農業に取り組む農業者からの期待が高く、2023年には500台を製造・販売し完売した。また、G7農業大臣会合で展示された他、中国やベトナムでの実証実験が開始されるなど、国内外から注目を集めている。さらに、今後10年間で数万台の販売を計画していることなどが高く評価された。
一方、優秀賞を受賞した無人ロボットコンバインは、稲や麦の収穫作業を自動で行う業界初の機械。2024年1月に販売を開始し、有人監視下での無人走行に分類される。先進技術と制御技術を駆使し、圃場形状マップの自動作成や走行ルート設定、タンク満杯時に排出位置への自動移動などの機能を備える。また、農業の担い手の高齢化や人手不足に対応し、効率的な農作業を可能にすることで、農業経営の基盤強化と食料安全保障への貢献が期待できる―と評されている。









