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令和6年9月2日発行 第3519号 掲載

デジタルで農家応援/農研機構がWAGRIオープンデー

 農研機構農業情報研究センターWAGRI推進室は8月23日、都立産業貿易センター台東浜松町館で、WAGRIオープンデー2024「デジタルで日本農業を応援します!~好評につき、今年も農業DX横丁へようこそ~」を開催し、データ利用会員とデータ提供会員である19の企業・団体と同機構3小間の計22小間が出展。約400名が参観した。出展した企業・団体はクボタ、住友化学、日本農薬、ウォーターセル、オプティム、ナイルワークス、セラク、高知県など。
 WAGRIは、気象や農地、収量予測など農業に役立つデータやプログラムを提供する公的なクラウドサービス。ICTベンダー(販売業者)や農機メーカーは同サービスの会員になることで、様々な農業関連データやプログラムを適宜組み合わせ、農業者の生産性と収益性を向上させるWebサービスやアプリケーションを簡単に開発し、Webサイトやスマートフォンを通じて提供することができる。現在、API(開発者向けデータ等提供サービス)の数も178に増加し、農業のDX化に大きく貢献している。同室の法隆大輔上級研究員は「WAGRIは、様々な形で活用され、その方法も多岐に渡っており、それを皆様に知っていただきたい」と開催の思いを述べている。今回のオープンデーも昨年同様、会員の企業・団体がWAGRIのAPIの利用を来場者に対して売り込んでもらうと同時に、各会員のアプリケーションやサービスをエンドユーザーにアピールする場として開催した。
 出展企業の展示内容をみると、クボタは農業経営課題の解決をサポートするインターネットクラウドを利用した営農・サービス支援システム「KSAS」や様々な農機がKSASと連携可能となるKSASシンプルコネクトなどを紹介。住友化学は、病害虫診断や農薬ツールボックス、水稲生育診断等のアプリをPR。セラクは、荷受けから分荷、伝票発行までをデジタル化し、青果販売業務の負担を軽減し、ヒューマンエラーを防止する農業物流支援サービス「らくらく出荷」生産者の農業経営を支援するスマートフォンアプリ「営農支援」の出荷量予測機能などを展示。日本農薬はスマートフォン用アプリを使ったAI病害虫雑草診断を紹介した。
 会場では、オフィシャルツアーとして約100名が参加。各社の説明に耳を傾ける農業関連事業者で大いに賑った。

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