人工気象室で高温、高CO2環境を模擬、新品種開発に活用/農研機構

農研機構は6月25日、人工気象室「栽培環境エミュレータ」で、温暖化が進むと想定される将来の生育環境を人工的に構築し、温暖化が水稲生育に与える影響について調査した結果を公表した。「栽培環境エミュレータ」は、作物生育における季節環境を精密に再現あるいは模擬できる人工気象室。今回の研究では、この「栽培環境エミュレータ」を用いて、地球温暖化が進行した21世紀末の高温、高CO2濃度の季節環境が水稲生育に与える影響について評価した。農研機構はこの結果により、未来の環境条件で生育した際の水稲の形質を評価できる可能性が示されたとした。また、温暖化が作物生理に与える影響の一端が明らかになったことから、気候変動に対して頑健な品種の育成を加速させることができると期待を寄せた。









