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令和8年4月6日

通常総会を開催、創立60周年講演も/日本農作業学会

 日本農作業学会(長崎裕司会長)は3月22~24の3日間、埼玉県さいたま市の農研機構農業機械研究部門で2026年度春季大会(第62回通常総会・第61回講演会)を開催した。
 23日の総会では、長崎会長の挨拶の後、大会運営委員の菊池豊委員長が「最新研究の共有とともに、分野や世代を超えた活発な意見が交わされることを期待したい」と述べた。
 2025年度事業報告、会務監査報告、会計報告、会計監査報告、2026年度事業計画案、予算案などを賛成多数で承認した。
 また、名誉会員に北海道大学名誉教授の荒木肇氏を選んだ。オンライン参加した荒木氏は感謝の言葉を述べ、「農作業は自然科学とは異なる人間介在科学と考えている。この視点に着目し、さらに研究を続けていきたい」と話した。
 総会後、学会賞授与があり、学術賞に東京農工大学の帖佐直氏、優秀地域貢献賞に茨城県農林水産部産地振興課の四宮一隆氏、功績賞に東京農工大学の本林隆氏が選出され、受賞者は長崎会長から表彰状と盾をもらった。
 帖佐氏は「農作業の効率化と高度化を実現する計測および情報統合に関する研究」、四宮氏は「茨城県における水稲、麦類及び大豆の高品質安定生産技術に関する実証的研究」、本林氏は「大学農場を基盤とした学際研究の推進ならびに表彰事業を通じての学会運営への貢献」がそれぞれ評価された。
 また、ポスターセッションの優秀学生賞に茨城大学の野村香瑚氏らによる「農作業体系によるアグロエコロジー評価と土壌の炭素貯留―日本とインドネシアでのTAPEインタビュー調査」が選ばれた。野村氏は「春から大学院に進学し、さらに研究を深めていきたい」と挨拶した。
 この後、長崎会長が「日本農作業学会創立60周年にあたって」と題して講演。日本農作業学会は豊かでチャーミングな農業と農村の実現に貢献できる場であり、「一緒に夢のある産業にしていこう」と力強く語った。
 テーマセッションでは「20年後の生産現場を支える安全安心なスマート農作業技術」をテーマに有識者4人が講演。
 クボタ技術開発推進部の越智竜児理事が「クボタのロボット農機の安全システム 無人化における安全性の確保」、農研機構の紺屋秀之氏が「ロボット農機の安全性に関する国際規格ISO18497:2024における障害物保護システムの概要について」、農研機構の田中正浩氏が「パワーアシストスーツによる身体負荷の軽減」、秋田県立大学、プラスプラス、ササキコーポレーションの担当者らが「仮想空間を使った農作業経験や技術の補完」と題してそれぞれ講演。
 総合討議では活発な意見交換が行われた。

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