農地集約で大型化が進展/田植機・育苗関連機器特集
一般社団法人日本農業機械工業会(増田長盛会長)がまとめた2025年1~12月の日農工統計・確定値(部会統計)によると、昨年の乗用田植機の国内向け出荷実績は、1万2232台、前年比106・7%と好調に推移した。
歩行型は195台、同150・0%と大幅な伸び。乗用型、歩行型併せた出荷金額は333億7700万円、同112・3%となっている。
昨年来の田植機市場は、米価の上昇を背景に、好調に推移している。特に、6条以上のクラスについては、スマート農業の普及に伴い、直進アシスト機能付きが大きく伸びている。また、4条、5条クラスも、個人農家の高齢化、後継者不足による離農等の要因により市場は縮小傾向にあるものの、落ち込みに歯止めがかかりプラスで推移している。
今年の市場見通しについては、今後の米価の動向が注目されるが、大型クラスにおいては、直進維持機能や可変施肥機能を搭載した田植機やロボット田植機の導入がさらに進んでいくと見込まれ、また、みどりの食料システム戦略による環境負荷低減に対応した機種への関心も高まっている。
一方で、中小型クラスについてはトレンドとしては、高齢化、離農等による市場の縮小傾向や価格改定前の駆け込み需要の反動減が予想されるなど、大型化への移行が進むものとみられる。